ナナイ記者の事件簿　FILE No.1 夢はでっかく＋10project

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【2024/04/16 20:50 】 |

先日、ダンジョンで死んだ後、女神像を触ってもいないのに

復活の天秤が目の前に現れたという情報が、当新聞社『押売新聞社』に送られてきた…

それと合わせてここ最近ダンジョン内で<<死の天秤>>という何とも都市伝説じみた物があるという

話しが酒場を中心に広まりつつある…。

記者はこの情報の送り主の元を訪れたが、家に残されていたのは

麻の袋に詰められた少し灰色の粉だけだった…。

これは…都市伝説なんかでは無い…!!

記者達がこぞって情報を求め、街を駆けずり回ったが

『あぁ、死の天秤の話しですな？只今警備隊が調査中ですので…』

何度、何人に聞いても<<死の天秤>>その情報以外出てこないのであった…。

それもそうである…死の天秤に会ったなら灰になってしまったに違いない

今回送られてきた情報も、もしかしたら<<死の天秤>>の情報を聞いた人物が

イタズラで送ってきたのかもしれない…しかし、確かに情報主の家には灰しかなかった…

記者達は1人…また１人…そのネタを追いかけるのを諦めていった…。

その中で1人だけ諦めずに<<死の天秤>>を追い続けた記者がいた

それが…ナナイ記者である…

彼女が情報主の家にあった灰の第一発見者であった。

『これは絶対に都市伝説なんかじゃありません！！』

しかし、ネタが出てこないのもまた事実・・・

こうなったら神頼みだ！！そんなことを言っていた…

その時！！

*旧地下水路で目撃情報！！*

冒険者の死体の近くで怪しげな影を他の冒険者が見たらしい

さっそく現場に向かうナナイ記者

彼女の目に飛び込んだ光景とは・・・！！

哀れな冒険者の姿だった・・・

しかし、その灰の隣で佇む人物が！！

『あ、あなたは！！』

『また一人…円環の理へと導かれましたか…』

何やら意味不明なことを口走っているその人物は裏社会で有名な放火魔

燃やし屋御玉の姿であった！！

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本人から詳しい事を聞いてみると

『いや、リバイブ覚えたからどんなものかと・・・』

なんとも普通であった…むしろ法律でリバイブは禁止されていないので

事件性はまったく無し。新しいモンスターの仕業かと調査を続けていた警備隊も

ため息混じりに調査の中止を決定。

翌日真実と共に掲示板へと張り出されたのであった…。