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【2017/10/23 11:21 】 |
ナナイ記者の事件簿 FILE No.3
「冒険者たちの黄昏」


あの画像失した…作ったら貼るね!!
※この記事は凄く長いわ、是非とも紅茶を飲みながら読むのをオススメするわね。


~ プロローグ ~

私は押売新聞の敏腕記者、ナナイ。
 

過剰な編集長の期待に応えるため
日夜イルファーロの街を奔走する日々を送っている。

 

新鮮な情報にちょっぴりスパイスを加えて、
日々の生活にちょっとした刺激を与えるのが私の仕事。

 

まさに天職だと思ってるわ。
 

先日、ちょっとした事件を担当したおかげでストーカー被害にあってるけど心配しないで。
 

まだ生きてるわ、かろうじて。(事件簿 FILE No.2参照)
 

暗い夜道は歩かない。決して一人で歩かない。
 

これは私にとって3食かかさずに食べたり、夜ちゃんと眠ったりするのと同じくらい
 

大切な「キーワード」になった。
 

決して怯えているわけではないので誤解しないで欲しい。
 


・・・前置きが長くなったみたいね。
 

今回の事件は私が担当した事件の中でも5本の指に入るくらい、凶悪な犯罪だったわ。
 

私の飛び抜けた洞察力、行動力、そしてこのカリスマ的説得力によって


事件を解決に導いたといっても過言じゃないはず。

 

その後のたび重なる調査とおびただしい量の資料整理という私の、


そう私の努力の結果こうして紙面に載せることが出来るようになったことをここに銘記しておくわね。

 

あの、例の過剰な編集長もさすがに一目置いてるみたい。ざま・・・してやったりだわ。
 

・・・また前置きが長くなったみたいね。
 

私の勘が、そろそろ本題に入れと鈍器振り回しているのでそうするわ。
 

いったいどこでそんな脅し方覚えてきたのか、ゆっくりじっくり話し合う必要がありそうね。
 

これはある冒険者たちにまつわる事件。
 

不思議な縁に導かれ、これといった特技も持たない普通の冒険者が


強大な敵に立ち向かい一度は敗れはしたものの、

 

敏腕女記者の助力によって勝利と栄光を勝ち取るスペクタクル冒険活劇。
 

冒険者のみならず、一般読者の皆様にも喜んで頂ける事請け合いだわ。
 





~ 1 ~ 出会い

 

 

 


「やっぱやめないか。こんなことよくないと思うんだ。」
 

「・・・いまさら怖じけずいたのかい?本当に意気地がないねぇ!」

 

「テッシーの気持ちもわかりますが、我々にはもう引き返す道はないんですよ・・・。やるしかないのです。」
 

ここはチコル城址。

その昔愛犬家の大金持ちが犬小屋として建てたとかどうとか・・・。

由緒正しいかどうかは不明だが、
今では幽霊がそこらかしこに佇み、モンスターが我が物顔で徘徊し、
訪れるのは物好きな冒険者だけ・・・といった状態だ。

 

まあイルファーロの港町に程近く、モンスターといっても
小物ばかりなので初心の冒険者たちの格好の練習場といった側面もある。

 

そして我々3人がここに来ている理由は
もちろん練習でも特訓の為でもない。

こう見えても我々の冒険者年数は結構長い方である。
いくつもの苦労を重ね、数々の辛酸も舐めてきたつもりだ。

 

・・・それでも報われないことが多いのもまた事実で、
最初にあった探求心や向上心といったモチベーションも
日々の厳しい生活に削りとられてしまうと、後に残ったのは
報われない現状への憤慨や成功者に対する嫉妬だった・・・。

 

洞窟を探検し、異形のモンスターを倒し報酬を得て生活する・・・。
とてもロマンのある人生を送っていると思われがちだが、そこは現実。

 

そんな生活ができる冒険者なんてごく少数の才能豊かな方々だけで、
ごくごく平凡な俺たちが冒険に出たところでケガしたり、
なけなしのお金でやっと手に入れた装備を壊しただけ・・・
なんてことは日常茶飯事で、生活どころか借金がかさむばかりなのだ。

 

冒険の為にバイトして、コツコツお金を貯めて、一攫千金を狙う・・・
OLが大型連休に海外に行って安いブランド品を買い漁る・・・
と置き換えてもおかしくないような生活を送っているのが大半だ。

 

とにかく、こんな生活から抜け出したい!
楽しく毎日遊んで暮らしたい!


薄暗く、しかも限りなく後ろ向きな感情だけで意気投合した
我々3人であったが、この現状を打破する方法を考えぬいた結果が
チコルの新モンスター「レベル1強盗団」になることだった・・・。

 

新人冒険者の練習場といっても、
ここまで来るにはそれなりの装備や道具が必要だ。


そういったものを頂き、売り払って生活の糧にする。
ちょっとした裕福なぼっちゃん嬢ちゃん冒険者に出会えれば、
しばらく遊んで暮らせるだけの金品もご寄付頂けるに違いない。

 

3人で取り囲んで武器をちらつかせれば、
無駄な抵抗もなくお宝ゲットの簡単なお仕事・・・そう思っていた。

 

最初の獲物は、全身黒ずくめの銀髪がよく似合うヒューマン女戦士だった。
 

・・・今にして思えば、戦士とはいえこんな場所をたった一人で
ふらふら歩いているのを怪しむべきだった。
まさか、目が合ったとたん問答無用で大型のヤリを構えて
襲いかかって来るとは思いもしなかった。


・・・しかも笑いながら。

 

「ウフフフ・・・」といった笑い声が聴こえなくなるまで、
我々は例外なく生きた心地がしなかった。

 

あのコボルト、人間を見るやまるでじゃれついてくるかのように飛び掛かってくるモンスターでさえしっぽを丸めて道を譲ったのだから、

我々の受けた恐怖がどれ程のものであったかお察し頂きたい。

 

とにかく失敗、それも完全な大失敗だった。だがここで我々は教訓を受けた。
 

『怪しいヤツには近づくな。』
 

俺たち以上に怪しいものなんていないと思っていたところに
油断があったのかも知れない。・・・自分で言うのもなんだけど。


ともかく、この教訓を生かし、明日の幸福な生活を夢みて
我々は次の獲物を待つことにした。

 

1時間程経った頃、継の獲物が近付いてきたのだ。
 

どうやら女ノーム1人のようだが今どきサンタ帽をかぶり、
背後をキョロキョロと気にしつつ、何かブツブツ言いながら
早足でこちらに向かって来る。

0a645c54.jpeg



・・・またしても怪しさ爆発といったところだが、
先ほどの様な威圧感もなさそうだし、我々の忍耐力も
そろそろ限界が近いこともあって、最初の獲物とすることにした。


そして、彼女が通り過ぎる瞬間、俺たちはその目の前に躍り出たのだった!

「おい!そこのお前!止ま・・・」
 

ドン!
 

・・・ちょうど後ろを振り向いていた為、
俺の存在に気付かずそのまま正面からぶつかることになった。

言いかけていたセリフがやけに虚しい・・・。

サンタノームは鼻を押さえながら少しよろめきつつも、
こっちの存在を認めるやいなや予想外の行動にでた。

目を輝かせながら俺たちに対し、
まるで何年ぶりかで会った親友のように話しかけてきたのだ。

 

「おぉー!久しぶり!!元気にしてた?
ってこんなとこで会うのも何か縁・・・じゃない、奇遇だね!
いやぁうれしいな、本当にうれしいよ!九死に一生を得たじゃなく・・・
本当に助かった、いやよかった!」

 

「ずっとうろうろしてたのに誰にも会わなくて、もうダメかと思ったけど、
こんな屈強な冒険者の親友に会えるなんてなんて幸運!」

 

前もって準備していたセリフを言い直す間もなく、
マシンガントークでまくしたてるサンタノーム。


それも大声でだ。誰かに聞かせようとでもしてるのだろうか。

 

「いやぁ、本当にお待たせしちゃったね!さあいこうか!・・・って
ずっと奥まで行くんだっけ?そうそう、トレジャーハンティング!
隠された財宝を探しに行くんだったよねー!」

 

「・・・チッ」
 

半ば引きずられる形となった俺の背後で、何やら舌打ちのような音が聞こえた気がしたが、もちろん確認する余裕などなかったのだった。


続く
 

拍手[3回]

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【2012/03/21 22:57 】 | メンバー紹介 | 有り難いご意見(1)
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有り難いご意見
先が…
パロディでも知ってる人が出てくると楽しいね~w
テッシーが盗賊団にw
テッシーに後戻りはできないって言い聞かせてるのは誰だろう…w

昨日、銀髪の女戦士のモデルさんにキョーハクされました…
なっちゃんはステルスして逃亡、わたしは怖さのあまりWIZONをアンインストールしそうになりました…

先が全然予測つかない…どうなるんだろうw
【2012/03/22 23:34】| | matilda #986e64c3ae [ 編集 ]


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